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日本学国際学生ワークショップ Word and Image in Japan Studies

日時 2019.3.11
場所 ライデン大学MAP
主催 東北大学 日本学国際共同大学院
ライデン大学
交通
内容
 
【参加学生のコメント】
青木裕里香(文学研究科)
 今回のワークショップは、私にとって初めての学外での研究成果発表の機会となりました。
私の研究対象である北原白秋の詩のオランダでの知名度はどれくらいなのか?翻訳がどの程度なされているのか?など、自分自身の研究対象について、新たな視点から考えを深めることができました。また、他の研究科の学生と互いの専門分野について話し、先生方から意見をいただくことで、研究成果の伝え方についても考える機会となりました。発表後はライデン大学の先生や学生から様々なコメントをいただきました。自分自身の研究対象を通して現地の方々と議論ができたことはとても嬉しい体験でした。さらに、ライデンの民族学博物館やアムステルダム国立美術館など、多くの文化施設を訪問したことで、その土地の歴史と文化を深く味わうことができました。近代詩についてはこれまで以上に追究しつつ、英語の勉強にも努め、今後は英語圏への留学にもチャレンジしたいです。
 
岩瀬宏紀(経済学研究科)
 ライデン大学のWSにおいて私は,戦間期日本のレーヨン産業を事例にして企業の宣伝活動について報告をしました。多くの先生方々に加えて,ライデン大学の大学院生は,沈黙することなく,多くの質問を会場に投げかけ,私は,有意義なWSの時間を過ごすことができました。同様に,むこうの大学院生より,現在の研究の向上につながるフィードバックをいただきました。ただ質問を受けるだけではなく,外国人からみた日本の特徴を知ることができて新鮮に思いました。会場内だけに限らず,ブレイクタイムでは,気さくに話をかけてきてくださり,分野外の院生方々と大変貴重な交流をすることができました。WSの準備は大変でありましたが,外国との比較においてより浮き彫りになる日本学は,今後もこうした交流のなかで,発展していくのだと思います。
 
葛言傑(法学研究科)
 今回のライデン大学のワークショップへの参加は私にとって大変貴重な経験となりました。自分の研究方法に対する新たな学びがあり、また今回同行いただいた先生や学生の方々の発表を通して、自分の研究に対する新たな認識を得ることができました。また、今回のワークショップを通して、異文化交流が現代社会においていかに重要であるかについて再認識しました。お互いの文化を理解し、お互いから学び合うことを通して、文化の壁を取り払うことができるのだと実感できました。このような有意義なワークショップに参加する機会を与えていただいたことに感謝いたします。
 まず、発表の準備期間中、大野先生、横溝先生、クレイグ先生にご指導いただいたおかげで、有効な研究方法を学ぶことができ、また武士道に対する新しい知識を得ることができました。また、ライデン大学ワークショップにおいては、9名の発表を通して、彼らのテーマの面白さ、研究方法や問題の展開方法を学ぶことができました。同時に、ライデン大学のSmits教授による講演を拝聴することでき、大変勉強になりました。講演の内容は非常に興味深く、論証も非常にロジカルであり、さらに講演時の自信溢れた姿はとても素晴らしいと思いました。今後、このような学者になりたいと憧れの気持ちを抱きました。
 今回の日程中、ライデン大学とゲント大学の学生と交流する機会をもつことができました。彼らの学習方法、思考方法、欧州教育の特徴や日本文化に対する認識などはどれもとても興味深かったです。このような異文化交流を通して、お互いの文化をより理解し、学び合うことができました。中国人の一人として、私もこのような異文化交流の魅力と重要性を感じました。
 これからも、できるだけ多くの学会に参加して、開かれた、平等で多言語の学術環境の下で、他の研究者の観点に触れ、吸収できることを期待しています。また、自分の発表を通して、学術会議での現場能力を磨き、できる限り自分の観点を表現し、研究方法や理論根拠など、自分の研究に不足している部分を見つけ、今後の研究によりよい方法を見つけたいと考えています。
 
櫻井貴基(文学研究科)
「想像力を善きことにつかう」 作家・古川日出男氏の言葉を、思い出しています。
今回のワークショップやエクスカーション活動の間、日本の文化や歴史、日本と世界について思いを巡らせました。滞在期間中、私の頭の中には日本という要素を中心にして、時代や分野を超えた想像力が充満していたように思います。
 新しい元号が発表され、日本に何か新鮮な雰囲気が満ちているように感じます。私自身は、
3月に東北大学を卒業し、新しい環境の中で暮らすことになりました。今回のワークショ
ップで広がった想像力を、これからの生活にも活かしていきたいと思っています。
 
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