第29回日本学国際研究クラスター研究会・第20回支倉セミナー 林芙美子における「満州」の語り方ー戦前から戦後へ
日時 | 2024.6.27 16:20~18:00 |
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場所 | 川内南キャンパス 文学部第1講義室(※会場が文学部棟135講義室より文学部第1講義室に変更になりました。)MAP |
主催 | 主催:東北大学日本学国際研究クラスター、日本学国際共同大学院 |
交通 | |
内容 | ※会場が文学部棟135講義室より文学部第1講義室に変更になりました。
【講師】
曾婷婷(ソ テイテイ)
中国吉林大学外国語学院 副教授 東北大学文学研究科日本文学研究室 客員研究員 【要旨】 多様化する日本植民地研究に内在する課題として、「文学」が大きな担い手となっている。植民化プロセスの中の個人の生、そこに込められる日常的庶民感情・生活風景の断片というような小さい情景を、「文学」は為政者レベルの言説とは切り分けられたかたちで語ってきた。同時に、それはまた帝国主義的植民地の大きな物語へと積み重ねていくことを可能にしている。林芙美子は戦前から戦後にかけて「満洲」の作品系列を作り出している。そこにジェンダー・階級・越境・文化統制などにかかわる多層的語り方が織り込まれており、日本本土/「満洲」、戦前/戦中/戦後という空間的・時間的総体性も紡がれている。本報告はこのような林芙美子の「満洲」言説に生み出される植民地メカニズムを考察することを目的とする。 【使用言語】
日本語 【要事前登録】 参加を希望する方は、6月24日(月15:30までに以下URLより事前登録してください。(参加費不要) https://forms.gle/ceMFLUsE3RQif7j96 |
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