HeKKSaGOn(ヘキサゴン)学生ワークショップ
日時 | 2019.9.11 |
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場所 | ハイデルベルク大学MAP |
主催 | ハイデルベルク大学 ゲッティンゲン大学 京都大学 大阪大学 東北大学 東北大学日本学国際共同大学院 |
交通 | |
内容 |
【参加学生のコメント】
包 双月(文学研究科)
今回のヘキサゴンに参加させていただくチャンスを得、ハイデルベルグ大学で発表することにより多くの知識と刺激を得ることができました。日本とドイツの学生、さらに日本の大学の留学生とドイツの大学の留学生らが積極的な参加があり、真の国際交流ができたと思います。日本の大学が小さい点から研究を始める教育理念を継続しており、ドイツの大学は広い視点から研究に取り組むという教育理念の相違を理解することができ、非常に刺激的でした。
発表者それぞれは発表が順調に進みましたが、質疑応答の際英語でのコミュニケーションがちょっと不自由なところがありました。もちろん、それは個人レベルの学習問題ですが、今後大学でも国際交流のチャンスを多く作っていただくことと、英語を学習できる環境を作ってくれることを希望します。よって、今後の学生の国際化、さらに大学の国際化をもっとスムーズにできるではないかと考えています。
オクロープコヴァ・イェブドキーヤ(文学研究科)
私はヘキサゴン2019の学生ワークショップの参加者として自分自身の経験を共有したいと思います。東北大学の3人のチームとして、「水の下の生活」という国連が設定した持続可能な開発目標(いわゆるSustainable Development Goals)の一つのテーマについてプレゼンテーションを準備しました。 学生ワークショップでは、各大学チームが割り当てられたトピックに関する現在の研究背景を提示し、グループで議論し、それらのSDGを達成する方法についてのアイデアを話し合いました。 最後の全体会議で、私たちはこれらのアイデアを6つの大学すべての総長、教授、スタッフの前で発表しました。
ワークショップのほか、ハイデルベルク大学のキャンパスとその図書館を巡るツアー、地元の学生とのバーホッピング体験、翌朝空港に向かう直前のドイツのナイトクラブでの訪問もありました。 また、川クルーズや中世の城内での素晴らしいディナーにも招待されました! それは忘れられない経験でしたが、私にとって最高だったのは、さまざまな学界の優秀な方々との会い、一緒に信じられないほどの時間を過ごすことでした。我々の世界に関する重要なことを学び、価値あるつながりを築き、そのようなアカデミックなネットワークの一部になることは、間違いなく私自身と私の将来への投資になりました。 また、次のヘキサゴンのコンソーシアムが2021年に東北大学をホストとして仙台で開催されるので、皆さんは絶対申し込みするようにおすすめします!
鏡耀子(文学研究科)
今回は自分にとって2度目の海外での発表となった。まだ不慣れな点も多く英語力の無さを痛感させられもしたが、それでも1度目の発表に比べるとかなり落ち着いて行うことができたように思う。場数を踏んで慣れていくことの大切さを実感した。質疑の際には、自分の研究対象である日本語について外国語話者の方から意見を頂くことができ、非常に興味深く貴重なものとなった。他の方の発表では、様々な専門分野におけるTranscultural encounterの話を聞くことができ、多くの新しい知見に触れることができた。その他、現地の学生だけでなく日本の他大学の学生とも交流できたこと、ハイデルベルク大学のキャンパスを見て回り留学先決めの参考にできたことなど、今後の自分の研究生活において大いに役に立つ経験を多く得ることができた。
松井美樹(文学研究科)
ワークショップでは、”Transcultural encounter”というテーマで、対象とする地域や時代、アプローチ方法も様々な学生が発表を行いました。短い時間で各々の意見を伝え合うにあたり、研究分野や育った文化が違えどもその場にいる全員が共有できる問題、つまり現代を生きる我々が直面している問題と発表内容がいかに関わるのかを強く問い、言語化する必要がありました。これは普段日本人同士で日本の平安時代を勉強している私はそれまで曖昧にしか考えてこなかった問題でしたが、様々な国籍の学生が集まるハイデルベルク大学で開催されたワークショップに参加することで、グローバル化の進む社会での日本研究の意義を考えるきっかけとなりました。これによって、これまで持っていた自分の専門分野における問題意識に加えて、自分の研究を俯瞰して現代社会の中に位置づける二つ目の視点を獲得できたことが今回の大きな成果でした。
今回の機会をいただけたことに感謝し、今後は現代の国際社会の一員として、この文化に生まれた私だからこそ提示できる解決法を提供できる存在となれるよう精進していきます。
旅行手配や発表準備にご協力くださった皆様に感謝致します。 |
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